お客様の経営環境は、めまぐるしく変化している。顧客ニーズの多様化、グローバルな競争、マーケットの成熟化など、経営環境は激変している。その中、経営者や管理者は日々の意思決定を求められている。また、その意思決定は、質とスピードが求められている。しかしながら、企業活動にて発生する多くの情報が、その意思決定を複雑にし、より困難なものとしている。この難解な意思決定に対し、どのように立ち向かうべきか? 私は、従来型の思い付きではなく、日々の活動の中から事実に裏付けられたデータに基づく意思決定が重要だと考えている。本質的な課題を見極め、優位な最適解を選択していくには、活動そのものを計測・分析、試行錯誤の上、解を導いていく必要があると考えている。そこで、有効となるものが情報とITである。既に導入済みのERP、財務、会計、SCM、SFA、CRM、ビリングなど、多くのシステムに保存されている情報、この多くの情報の中から、企業の戦略に合致した優位な情報を抽出・分析し、企業の戦略に合致した情報へと活性化させ、意思決定に活用して行ければと考えている。顧客企業が、何を選択し、何に資源を集中しているのか? 資源は計画通りに配分され業務を遂行しているのか? 計画通りでないのであれば何が課題なのか? などを明確にし、効率的な意思決定をし、ステークフォルダーに対し、その経過をも明示していかなければならない。企業は自社のビジョンに向かい、保持するコアバリューを維持活性化し、ミッションを遂行する必要がある。ミッションの遂行には、企業の代表が声を上げるだけではなく、企業文化として、社内の中に浸透していかなければならない。また、外部のステークフォルダとの関係を維持しつつ、経営資源である社員一人ひとりが同じ認識に立ち、同じ方角を向き、企業価値を高め続けていかなければならない。これら利害関係者とのコンセンサスにも、経営資源である大量情報が、重要な役割を担うと考えている。 NEXT指標経営2 経営指標? †財務の視点 †顧客の視点 †業務プロセスの視点 †学習と成長の視点 †戦略マップ? † |